最大の試練 参院選までに米価を抑制できるか

この先どうなるのか。武田氏は、「今回はわかりやすい試験。参議院議員選挙が7月には必ずあるから、その時までに米の高騰をおさえられるか。値下がれば小泉さんよくやったねとなるし、値段が下がらないような状況、もしくは高騰してしまうと、なんだ小泉さん全然だめだねとなる」と指摘しました。

「そういう意味では、前回同様厳しいポジションであることは間違いないが、成果を出そうと思えばすぐ出る。農政改革の話もあるが、まず課題は、コメ高騰を落ち着かせられるのかどうか、でそれがうまくいけば将来の総理候補にもなるが、不用意な発言によっては失速して、『滑ってしまう』可能性もあります」(武田一顕氏)

何よりのカギは石破総理の決断

そして「米高騰を食い止める1番のキーマン」として、武田氏は石破総理の名を上げました。

「ただし、石破さんはトランプ関税で頭がいっぱいというのもあるから、ある程度小泉さんに任せて発信してもらいながら、でも官邸でコントロールしながらやるだろう。石破さんは、農水大臣の経験者でもあるから、そういう意味では石破さんの決断が何であっても求められる」と結論づけました。