今後、増えるかもしれない??

ー2025年チャドクガの発生はどうなるでしょう。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「春から感じていることですが、今年も『そこまで多くなさそうだ』というふうに考えています」

「理由としては、昨年もチャドクガの数が少ないことから、産卵数が少ないと考えられること、今年も大量発生する兆候が見られないことからです。このため、今年のチャドクガも裏年かな、と予想しています」

「とはいえ油断は禁物。数が少ないだけでツバキやサザンカの周りではチャドクガがいる場合もありますし、すでに発生しているところもあります。十分にご注意ください」

【画像③】チャドクガの成虫

「あまりチャドクガが見かけられないときこそ、情報が少ないですので、少し気を付けていただきたいことを。チャドクガの駆除は二次被害に要注意です」

「というのも、チャドクガの毒針毛はとても抜けたり折れたりしやすく、こうした毒針毛が風に乗って肌に付いたり、衣服や洗濯ものにつくこともあります」

「しかも生きているときだけではなく、抜け殻になっても死骸になっても残っています」

「なので、駆除が終わったのに、あるいは虫の姿が見えないのに被害が起こることがあります。二次被害防止も考えて駆除を考えましょう」