■50年住む町内会長は「昔は水車まち、がある日突然…」

・旭水町内会 高橋恒夫会長「ここに住んで50年ちょっとになるけど、昔から水車町(まち)と。それがある日突然、1979(昭和54)年の区画整理の時に、ルビを振ったのが水車町(ちょう)と」

1950(昭和25)年に誕生したこの地名は、明治時代から水車が多かったことに由来する。

当時、漢字にルビはなく、住民は「水車のある町」ということで「水車まち」と呼んだ。

しかし、それから29年後、札幌市が区画整理を行った際に、住民への相談もなく「すいしゃちょう」とルビが振られ、地名が決定されたというのだ。

・旭水町内会 高橋恒夫会長「信号機の看板にも、我々からココは”水車まち”ですよね?という話をして、その後、急遽札幌市も慌ててテープで貼ったという。なぜ”水車ちょう”になったのか、私たちも全くわからない」

2017(平成29)年、信号機の名称が「水車まち」となっていることを住民が指摘したところ、札幌市はすぐに「水車ちょう」に修正したという。