住民が以前の生活を取り戻すためには、行政の支援が不可欠です。北部の大雨被害では県の対応の遅れで災害救助法が適用されず、県は独自に住宅の応急修理費用と見舞金として約5000万円を支払います。
更に国頭村では…
▼国頭村・総務課防災担当 宮城憂士さん
「県からの支援金では足りない状況なので、足りていない部分については村から支給しております」
県の支援金の不足分を補うため、村が独自に見舞金や住宅の応急修理、壊れた車や家電製品などの費用として合わせて約6000万円を支給しました。村内で応急修理が必要な住宅は37件で、このうち31件の修理が完了しています。
残りの6件は7月をめどに修理が終わる予定です。

今回の大雨で浮き彫りとなった問題のひとつは、河川の土砂を除去する浚渫工事です。村は発災前から県に対して比地川の浚渫工事を求めてきましたが、実施される前に大雨によって比地川が氾濫しました。