生物学と工学を使って社会課題の解決に取り組む国際大会で金メダルを受賞した学生たちが16日、県庁に玉城知事を訪ね、受賞の喜びを語りました。

「iGEM Okinawa(アイジェム オキナワ)」は沖縄科学技術大学院大学(OIST)や琉球大学、沖縄高専の学生らでつくるチームで、今年10月、生物学と工学を使って社会課題の解決に取り組む国際大会に出場。

世界50以上の国と地域から400チーム以上が参加する中、マンゴーに被害をもたらす害虫「アザミウマ」を早期発見する検出システムを開発し、最高賞の金メダルを獲得しました。学生らは実際に機械を玉城知事に見せながら開発の経緯などを説明しました。

▼iGEM Okinawa イ・ジュンホ代表
「どんな害虫にも適用できるので、セグロウリミバエにも適用できます。沖縄に設置しておけば、今この害虫がどこに広がっているか早期発見できる機械を作りました」

装置の説明を聞く玉城知事


玉城知事は「世界の舞台で認められるのは素晴らしいこと」と受賞を喜びました。学生らは今後法人化を目指し、県内の害虫に関するデータベースを販売する予定です。