校門から職員玄関まで誘導する“ライン”で不審な行動を察知

日比キャスター:
資金面の課題も見えてきましたが、お金をかけずともできる対策として、次のようなものが挙げられています。

▼スクールガード
登下校の時間帯を中心に子どもを見守るボランティア

▼来校者誘導ライン
校門から職員玄関まで誘導するラインを引くことで、ラインから外れたら“不審な行動である”と判断し、警戒をすることができる

常葉大学教育学部 木宮敬信教授:
どんな目的を持って学校に来たのか明確であることは大事ですから、例えばラインを外れて歩いている人がいれば、目的外で学校に来ているということが明らかになります。

今回紹介したのは外の訪問から玄関までのラインですが、校舎の中にもラインを引いて、玄関から職員室まで誘導するラインを引いている学校もあります。

この取り組みは、そこまでお金もかからないので、非常に優れた導入しやすい例だと思います。

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<プロフィール>
木宮敬信さん
常葉大学教育学部 教授
学校安全・防犯教育などが専門