実際の尾鈴山は 取材班が現地調査
今回、取材班は、遭難が相次いで発生した尾鈴山に入った。
(垣内沙耶記者)
「本来はこちらが正しい登山道なんですが、こちらにも道があるように見えるので、こういった赤い目印を見逃してしまうと、登山道から離れてしまうおそれがあります。


尾鈴山では、今年7月にも「滝めぐり」のイベントに参加した70代男性が遭難。
男性は、途中、1人で別行動をして登山道を外れ遭難したという。
登山道には赤い目印が張られて、迷わないように工夫がされていたが、尾鈴山の会によると、目印を見落として、登山道から離れてしまうと山が深いため、迷ってしまうという。


また、登山道は落ち葉で滑りやすいところや、木の根でつまずいてしまうところもある。
(垣内沙耶記者)
「このあたりは結構急なので、降りるときの方が大変な感じがします(ややすべり)」


このほか、多くの場所は木々で囲まれ、展望がきく場所が少ないのも尾鈴山の特徴だ。
(垣内沙耶記者)
「日中は、ああいった目印が見えやすいですが、暗くなって見えなくなった場合は、間違ってこちらの道に行ってしまいそうです」
