広島・長崎への原爆投下から80年になるのに合わせ、ニューヨークの国連本部で「被爆樹木」の苗木を植える記念式典が開かれました。

国連事務次長 軍縮担当上級代表 中満泉氏
「多くの人が平和と復興のシンボルであるこの木の果実を楽しむことができるでしょう」

アメリカ・ニューヨークの国連本部で5日、広島・長崎への原爆投下と国連創設から80年になるのに合わせた記念植樹が行われました。

植えられたのは、広島に投下された原爆を生き抜いた「柿の木」の苗木で、被爆樹木の保存活動をしている広島市の市民団体が協力しました。

国連では今月9日まで、2026年のNPT=核拡散防止条約の再検討会議に向けた第3回準備委員会の会合が開かれていて、核軍縮の推進に向けた議論が行われています。