
事故の原因については、国の運輸安全委員会が調査を進めていて、海上保安庁も業務上過失致死傷などの疑いで捜査を続けています。

こうした中、運輸安全委員会は5月2日、機体後方にある小さなプロペラ「テールローター」の「コントロール・ロッド」と呼ばれる部品が破断していたことが判明したと発表しました。
運輸安全委員会は、コントロール・ロッドが「機体を制御するうえで重要な部品で、破断すれば事故が発生するおそれがある」と説明。
18年前に静岡市で発生したヘリコプターの事故でも、この部品が破断していたということです。
これを受け国土交通省航空局は、事故機と同じ系列のヘリコプター85機の所有者に対し、次の飛行までにコントロール・ロッドを点検し、不具合があれば交換するよう求めています。