町野町に咲く桜と花々

能登でも桜が咲き始めた4月上旬、昨年に続いて、町野町の有志の方のお力を借りて、X(旧Twitter)上で、「のと桜あつめ」企画をはじめました。

能登の桜のお写真を投稿して、みなさんに楽しんでいただくというシンプルなものですが、今年もたくさんのお写真が寄せられました。

昨年は、日々のことで精一杯で桜を見る余裕さえなかった方も多かったのですが、今年は多くの方が地元の桜を楽しまれたように感じております。

特に印象的だったのが、町野町の桶戸橋付近の桜です。

桶戸橋付近の桜 提供:町野町の有志の方

菜の花と桜のコラボレーションが大変素敵で、お写真をお送りくださった地元有志の方にお訊ねしたところ、「実は、種を集めて何年か前から蒔いていて、今年ようやく菜の花が広がり始まりました!」と教えてくださいました。

こちらの有志の方は、秋の彼岸花も少しずつ地道に増やしてくださっており、今後についても、「もっともっと、できたら1年中、いろいろな緑と花が広がる町野町になってほしいです。復興の後がコンクリートに囲まれた町にならないように運動していくつもりです」と、熱意を語ってくださいました。

また、畑仕事をされたい町野町のご高齢のみなさまと子どもたちと一緒に畑作りが出来たら、という構想もあり、私自身も、お話をお聞きして、私たちが通っていた頃、まちの保育園と地域のみなさまとでサツマイモ農園をしていたのを思い出しました。

人が土を触ることはリラックス効果があるということもあり、仮設住宅では花を育てる方もいらっしゃり、イベントで花の寄せ植え体験が開催されたりしています。
人生の先輩たちと、町のために取り組むことが出来れば、みなさまにとってよい影響があることと思います。