鵜の動きで来年の吉凶を占う石川県羽咋市・気多大社の神事「鵜祭(うまつり)」。神事に欠かすことができないのが主役となるウミウです。

その尊さから「鵜様(うさま)」と呼ばれ、毎年、捕まえるまでに困難を極めますが、最後の望みをかけた12日、無事に鵜が捕獲され、気多大社まで鵜を運ぶ「鵜様道中(うさまどうちゅう)」が始まりました。

3日前の12月9日、七尾市鵜浦町の坂道に姿を現したのは、小西寛之さんと息子の達矢さんです。

小西さん親子は、毎年12月16日に羽咋市の気多大社で行われる「鵜祭」の主役ウミウを捕獲する「鵜捕主任(うとりしゅにん)」を先祖代々、受け継いできました。