5月1日は労働者が団結し権利を訴えるメーデーです。高知市では労働団体による集会が開かれ物価上昇を背景とした賃金の引き上げなどを訴えました。高知市の東洋電化中央公園で開かれたのは「第96回メーデー高知県中央集会」です。主催者によりますとことしは労働組合など42団体からおよそ500人が参加しました。

(メーデー高知県中央集会 岡上則子実行委員長)
「本日のメーデーを通じて団結を固め、職場と社会を変えるため、統一スローガンにある要求だけでなく、全ての働く者が安心して働き続けられるよう、諸要求の前進を目指し、高知県の労働者と連帯を強めていきましょう」

集会ではコメをはじめとする物価高騰を背景に中小企業が賃上げできる政治への転換を図ることや最低賃金を1500円に引き上げ一次産業への所得保障の実現などを盛り込んだ宣言が採択されました。

また、2025年が戦後80年にあたることからこのあと参加者たちはデモ行進を行い「戦争の反対」や「平和の実現」などを訴えました。