トランプ大統領に振り回される世界経済、株価も乱高下。そんな時だからこそ知りたいお金の増やし方。株価下落時は「売る?」「買い増す?」「金を買う?」やってイイことダメなこと。
株価下落時「売った方がいい?」

トランプ氏の“朝令暮改”で株価の乱高下が続く状況に『ニッセイ基礎研究所』の井出真吾さんも「出した予想を皆さんに信じてもらっていいのか懐疑的になるほど」と話すが、
【Qこれ以上損を拡げないために下落時は株は売った方がいいのか?】
井出さん:
「そういう考え方の人もいると思うが、私は売らない方がいいと思う」
その理由は“過去の株価の動き”にあるという。

例えば【S&P500】(配当込み・円ベース)で見てみると
▼2008年⇒リーマンショックで、高値から「約60%下落」
▼約5年半で元値を回復
▼2025年4月までの12年間で「約6.3倍」に
つまり、リーマンショック前に「100万円」持っていたとすると
「100万円」⇒「約40万円」と一時的に減るが、そのまま持っていたら今では「約630万円」ということ。
井出さん:
「今回また同じになる保証は全くないが、このYouTube配信でも2年半前からずっと言っているように、【株価指数というのは乱高下しながらも長期では上昇する】性格。S&P500も2015年のチャイナショックや2020年のコロナでも大きく下げた。2022年にもアメリカ株でコロナバブルが崩壊して確か20%ぐらい下げた。乱高下しながらもそれを乗り越えた人だけが630万円になっている」