「見通し悪い」「危険」大型トラックが路上駐車し1車線を占拠
4月28日朝の大阪市。大阪府警鶴見署の交通課員が声をかけたのは路上駐車している大型トラックです。なぜここで取り締まりが行われたのか。取材班は1週間前、この場所を取材していました。
(記者リポート)「こちらの道路、3車線あるんですが、トラックが路上駐車をして一車線を完全にふさいでしまっています」
大阪市鶴見区の幹線道路・花博通。一帯はすべて駐車禁止となっていますが、おかまいなく大型トラックが路上駐車し1車線を占拠しています。こうした違法な路上駐車は長いときで、鶴見緑地の南側から門真ジャンクション付近まで約1kmにわたって続いているといいます。
トラックの数を数えてみると、午前7時(4月21日)の時点でその数なんと31台。多くは他府県ナンバーで、遠方からのドライバーが多いようです。取材の最中にも、次から次へと入れ替わり立ち替わりトラックが路上駐車していきます。
こうした状況に近隣住民は…
(近隣住民)「毎日とまっていますよ。ずっととまっています。運転していて左に曲がりたいときは、ここにとまっていると見通し悪いからすごく走りづらい」
(近隣住民)「(路上駐車が)もっとないほうがよろしいよ。これもうだいぶ前からですよ。そら危険でしょう。取り締まってもらったほうがありがたい」
大阪府警によると、この場所での違法駐車について「見通しが悪く危険だ」「エンジン音がうるさい」などとして、去年は40件を超える苦情が寄せられたといいます。
トラックの違法駐車を巡っては、大阪府内の別の場所で、2009年にバイクがトラックに突っ込み1人が死亡したほか、去年は19件の事故が起きていて、危険です。夜間に「ハザードランプ」を点灯せず、後続が追突するケースもあるといいます。