■「ビートルズだったらどうしただろうかと」

 “2週連続丸ごと企画”という、番組始まって以来の大事件となった今回。だが桑田は気負う様子もなく、「よくフロントマンとか言われるんですけど、あんまりフロントに立つタイプではないし。役所広司さんみたいな顔してたらね、堂々とやりますけど…」と、ジョークもまじえながら語っていく。

 自身を「あきらめの悪さがある」とも表現する。昨年配信リリースした「恋のブギウギナイト」を最新アルバムに収録することを決め、自身のラジオ番組でオンエア。その時にDJブースで感じ取った違和感を見過ごすことができず、オンエア後に“手直し”した、と驚きのエピソードを告白した。

 「やっちゃいけないことなんでしょうけど…。ラジオのブースで、しかもヘッドホンで聞くと、スタジオでは聴けないズレとかピッチの悪さとかテンポ感とか…“あれっ?”って思うんです。それでスタジオに戻って直したりっていうのは…しますね。あきらめの悪さ、踏ん切りの悪さみたいなものがあって」と桑田。

 そして、迷ったときは「ビートルズだったらどうしただろうかと考えるんです。あきらめないだろうな、と」と、リスペクトする世界的アーティストを思い浮かべるのだという。徹底して“リスナーファースト”な姿勢がうかがえるエピソードだ。