アメリカのワシントンを訪問している加藤財務大臣は現地時間の24日、ベッセント財務長官と初めて対面で会談しました。加藤大臣が記者会見して明らかにしたもので、会談は50分間行われたとしています。

加藤大臣は会談で、為替をめぐり、「為替レートは市場で決定される」「過度な変動は経済に悪影響を与える」といった認識を両国が再確認したと説明しました。

そのうえで、今後の日米の関税交渉に関連して、「為替について、引き続き緊密かつ建設的な協議を続ける」ことで合意したとしています。

トランプ大統領は、円安・ドル高の為替相場はアメリカの輸出企業にとって不利だとして、円安をけん制する発言を繰り返してきたほか、「日本は通貨安誘導をしてきた」と主張したこともあり、今回の会談で為替をめぐってどのようなやりとりが行われるか、焦点となっていました。