関税を武器に強硬姿勢を貫いてきたトランプ大統領に変化です。関税の引き上げをめぐり、報復合戦となっていたアメリカと中国ですが、ここにきて、トランプ氏が「中国と毎日コンタクトを取っている」と話すなど、関税を見直す動きが出ています。

「怖い」トランプ関税に伴う物流の混乱を不安視する日本企業

1985年、アメリカの貿易赤字解消のための為替に関する歴史的合意「プラザ合意」の舞台となった、ニューヨークの名門「プラザホテル」。

その中に2024年、店舗をオープンしたのが、高級子供服の「ミキハウス」です。

ミキハウスUSA 武田欣克社長
「皆さん日本製のものを求めておられる」

メイドインジャパンの品質を武器にした高価格帯の商品の売れ行きが好調だといいます。

日本製の子ども服を購入した外国人
「価格も問題ないですよ。多くのものが手作りの日本製なので、品質が良くて気に入っています」

“トランプ関税”で日本からの輸入はどうなるのか。
現時点では商品の在庫に支障はありませんが、気になるのは関税に伴う物流の混乱です。

ミキハウスUSA 武田欣克社長
「関税が上がるかどうかよりも、水際で欲しい商品が(米国に)入れられなくなる方が怖い」