仙台市電が開業したのは1926年11月、大正最後の年です。
この年の12月には昭和が始まり、2026年は、市電の開業からちょうど100年の節目。
庄子さんは昭和を駆け抜けた市電の魅力を多くの人に伝えたいと話します。

庄子喜隆さん
「仙台市電の思い出を持ってる人が多いんだよね。やはり仙台の街を語るには市電は欠かすことができないのでこれから2025年に向けて考えていきたい。心の中では今も走ってるんだよね」

雨の日も風の日も雪の日も仙台の街を走り続けた市電は、今も多くの人の心に思い出として残っています。

仙台市電の走っていた痕跡は、なかなか残っていませんが、青葉区片平にある裁判所前の歩道橋には、市電の停留所に降りるための階段があった跡が残っています。

庄子さんは、若い世代にも仙台市内を市電が走っていたことを知ってほしいと話していました。