アメリカ西部・カリフォルニア州は23日、州の経済規模が日本を抜いて世界第4位になったと発表しました。

カリフォルニア州は国のGDPに相当する州の経済規模が去年、4兆1000億ドルに達し、国別で比較するとドル換算で日本を上回り、1位のアメリカ、2位の中国、3位のドイツに次いで世界第4位になったと発表しました。

これは、外国為替相場で円安・ドル高の傾向が続いたため、ドルに換算した際の日本のGDPが目減りしたことも影響したとみられます。

また、カリフォルニア州の去年の経済成長率は6%で、GDP上位3位の国々を上回ったということです。

経済が好調な理由として、観光収入が大幅に増えたことや全米トップの製造業やハイテク産業、農業などを挙げています。

カリフォルニア州はロサンゼルスなど全米有数の輸出入の拠点を持つことから、トランプ政権による関税政策の影響が特に大きいとされていて、ニューサム知事は全米に先駆け、相互関税の差し止めを求めて提訴しています。