4月13日に開幕した大阪・関西万博。初日は14万1000人(※関係者含む)が来場するなど大盛り上がりとなった一方で、「#万博ヤバい」がSNSのトレンドになりました。

 様々な課題も浮き彫りとなり、“並ばない万博”のはずが東側の入場ゲートには人が殺到し大混雑。

 (来場者)「駅から東ゲートに入るまで1時間半ぐらいかかった」

 約5時間の通信障害も発生し、入場用の二次元コードの表示に時間がかかるというトラブルも起きました。行列になったのは入場ゲートだけではありません。会場内のいたるところで長蛇の列が…。

 (記者リポート)「外食パビリオンでは予想外の人の多さから、急きょ入場規制を行っているということです」

 なんとか席を確保できた人もいれば、大屋根リングの下に座り込み食べる人も。食事をするのも一苦労で、キッチンカーの前にも行列が。

 (来場者)「行列が少ないところを選んで並んでいます。(Qこれでも少ない?)少ないと思います」

 さらに、会場の設備で

 (記者リポート)「トイレの内側に利用者がいるとランプがつく仕組みになっていますが、それがうまく作動していないようです」

 会場内に設けられた入口と出口が異なる「デザイナーズトイレ」が一部不具合となり使用できず、トイレまで大混雑。

 (来場者)「入っている間にライトが点いているのか消えているのか中では分からないので。ドキドキです」

 また、初日の天候は一時、雨風が強くなりました。会場内には屋根がある場所が少なく、大屋根リングの下は一時、雨風をしのごうとする人たちであふれ、最寄りの夢洲駅には悪天候のため帰宅を急いだ人が殺到。入場制限する事態となりました。

 (来場者)「帰りにこんなに並ぶと思っていなくて。雨の中1時間、屋根のない状態で待つのはしんどい」

 こうした事態を受け、4月14日、万博協会は…

 (日本国際博覧会協会 石毛博行事務総長)「小さい改善とかについて、しっかりやっていく必要があると思う。大きな課題があるわけではない」

 開幕から3日目。徐々に課題が浮かび上がってました。