高校の制服で島を立つのが、上甑島の風習です。

(美緒さん)「高校生になった気分です」
ことし、島立ちするのは13人。この日は同級生8人と一緒に島を立ちます。

(美緒さんのあいさつ)「これからも応援よろしくおねがいします」

(美緒さん)「この島すごくいい。暮らしていてすごく楽しい。周りの人たちも親切で、家族みたいな感じ。こういう甑島ならではの島立ちがあるから、すごくあたたかいなと思う」


「頑張れー」「ありがとー」

(父・孝信さん)「近いとはきのう言っていたけど…いざ、住むところが変わるとさみしいもんですね」

島からの応援を胸に夢にむかって新たな船出を切りました。
鹿児島県によりますと、甑島のように高校進学のために「島立ち」が必要な離島が、県内には三島村や十島村など19あるということです。