あなたの自宅は「1981年以前」ですか、それ以降の建物ですか?
耐震性が不十分な建物は、建築基準法の耐震基準が強化される前の「旧耐震基準」で建てられていて、1981(昭和56)年とされています。それ以前に建築された建物は、耐震性が不十分である可能性が高いということです。国は、耐震診断を行い、耐震性が不十分だった場合は、耐震改修や建替えを検討するよう呼びかけています。
南海トラフ地震が起きた「後」にできるのは、火災を最小限に抑えることや津波からの避難です。一方、耐震化工事や防災用品の備蓄などは、地震が起きる「前」、つまり今できることなのです。
◆取材・文 福本晋悟
MBS報道情報局 災害・気象担当デスク。東日本大震災や西日本豪雨、能登半島地震などの被災地を取材。「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」特別研究調査員。