上越市は4日、80歳代の女性1人を能登半島地震の『災害関連死』に認定したと発表しました。市内では2人目、新潟県内では6人目の認定になります。

上越市によりますと、2月上旬に女性の遺族からの申し出があり、3月26日の審査を経て認定したということです。

これまでに上越市では、60歳代の女性1人を認定したと1月に発表しており、今回が2人目となります。新潟県によりますと、2024年元日に発生した能登半島地震に関する県内の災害関連死は6人(新潟市4人・上越市2人)になるということです。

『災害関連死』は、地震などによる直接的な被害ではなく、災害や避難生活によるけがや健康状態の悪化が原因で亡くなるものです。
上越市では、3月26日に弁護士3人と医師2人で構成される災害弔慰金等支給審査委員会が開かれ、その結果を踏まえ市長が支給を認定したということです。

今のところ、他に災害関連死に関する相談は寄せられていないということですが、今後も申し出があれば随時、審査委員会を開催するということです。