競争激化で新陳代謝を続ける「駅前ビル」エリア

 続いては大阪駅の南側、「大阪駅前ビル」エリア。駅前ビルの地下に広がる飲食店街。グラングリーン大阪・南館のオープンの日、第3ビルに行ってみると…

 (客)「(Qなぜ駅前ビルを選んだ?)ガヤガヤした雰囲気が好き。声がでかいので、うるさくしても何を話していても大丈夫。お酒の量をのむタイプはこっちのほうがいい」
 (客)「(Qひとりいくらでのめる?)2人で1軒2000円くらい。次いろいろ行く。(Q何軒行く?)10軒」
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 第3ビルには約120軒の飲食店がひしめきますが、さすが梅田一等地。空き店舗がでてもすぐ埋まるといいます。いわば新陳代謝を続けるエリアなのです。それほど競争が激しい駅前ビル。赤字メニューを掲げる店は…

 (大衆酒場びりちゃん・山本悠貴店長)「(Q大阪前前ビルはなぜ安い?)駅ビル自体の価格設定で競争が起こっている。それ(安さ)を求めてくる客にあわせてどんどん安くというかたち」

 こちらの店の客単価は1500円程度。1晩で客を3回転させて売り上げを確保しているといいます。

 一方、肉料理の店ではドリンク2杯と前菜、肉料理がついて税込み1000円の驚きのメニューが。

 (グリルモトカラ梅田 河田晋二さん)「こちらは私どもの看板商品。お肉はうちのウリなんで、おいしいと思ってもらいお酒が進むと」

 このセットだけで帰る予定だった人にも追加で料理を頼んでもらう作戦です。グラングリーン大阪の開業については…
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 (河田晋二さん)「価格帯が違うんでライバルと言うとおこがましいんですけど、あえて言います。ライバルです」
 
 変わる梅田、あなたはどこに行きますか?