天皇皇后両陛下が国賓として来日中のブラジルの大統領夫妻を迎えての歓迎行事が皇居で行われました。コロナ禍以降国賓が来日するのは初めてで、6年ぶりの歓迎行事となります。
きょう午前9時半前、両陛下はブラジルのルラ大統領夫妻を宮殿の車寄せで出迎え、笑顔で握手を交わされました。
宮殿東庭では秋篠宮ご夫妻や石破総理も出席して歓迎行事が行われ、陛下と大統領、皇后さまと大統領夫人がそれぞれ並んでレッドカーペットを歩き、両国の国歌の演奏が行われ、ルラ大統領が儀仗隊による栄誉礼を受けました。
その後、両陛下は宮殿の竹の間で大統領夫妻と懇談し、ポルトガル語の通訳を交えて和やかに懇談されました。
大統領は、二国間の関係について「土壌改良事業やハイブリッド車を含む自動車産業分野におけるこれまでの日本の協力に感謝します」と話し、陛下は「大統領が高く日本とブラジルの協力を評価されてることを嬉しく思います」と述べられました。
皇后さまは、大統領夫人に女性の人権問題に対する取り組みを聞き、「大統領ご夫妻が社会的弱者のために幅広く、さまざまな努力をされてることについて、大変、感銘を受けました」と夫人に伝えられたということです。
両陛下から陶磁器の「瑠璃磁壺」や「佐賀錦」のハンドバッグが贈られ、ブラジル側からはアマゾンの風景が描かれたタペストリーやブラジルの花を模した紙細工が贈られました。
夜には、両陛下主催の宮中晩さん会が催されます。晩さん会には秋篠宮ご夫妻や皇族方も出席し、長女・愛子さまが初めて出席されます。
国賓の歓迎行事は、2019年にトランプ大統領を迎えて以来6年ぶりとなります。
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