人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASについてです。宮崎県は、基地内の井戸からPFASが検出された新富町の航空自衛隊新田原基地周辺の井戸で国の指針値を上回る濃度が検出されたと発表しました。
先月、新富町の航空自衛隊新田原基地で、基地内の井戸から、国の暫定目標値を大幅に超える濃度の有機フッ素化合物PFASが検出されました。
これを受け、県は、この地点の半径500メートル以内にある井戸5地点と、付近を流れる川の上流と下流の2地点で水質検査を実施。
その結果、新たに調査範囲の東側にある井戸1地点で、国の暫定指針値の17.8倍のPFASが検出されたということです。
県によりますと、この井戸は飲み水には使用されていないということですが、県は、今後この井戸から半径500メートルの区域内で井戸水を飲まないよう指導するほか、追加の水質検査を実施することにしています。