東京のさくら開花が早いのはなぜ?
井上キャスター:
なぜ東京のさくら開花が早いのかを見ていきます。

【さくらの開花に必要なこと】
▼秋に入ると芽が成長を止めて休眠
▼冬の寒さで休眠から目覚める→休眠打破
▼春に暖かさによって成長し、開花
暖かいだけではダメで、冬はしっかりと寒い必要があるんです。

なぜ東京の開花が早いのか、国本気象予報士は「今年、東京は冬らしい冬で寒くなった。その後、春先から気温が急激に上昇したからでは」と話しています。
また、さくらの保護を手がける樹木医の和田博幸さんは「東京の標本木は既に老木。さくらは樹齢が40年~50年になると若い頃に比べて早く咲く傾向にある」と話していました。
さらに和田さんは、「東京の標本木がある靖国神社は日当たりがよく、風が通りにくいので、暖かくなりやすく桜が開花しやすい」とも話していました。
國本未華 気象予報士:
日当たりなども影響するので、街中でも日が当たる場所の開花が異様に速かったりします。