「写ルンです」などフィルムカメラが一時期ブームになっていましたが、今人気が高まっているのが「コンパクトデジタルカメラ」。一体ナゼ?
デジカメは「JKのマストアイテム」

1990年代、誰でもきれいな写真が撮れると“一家の必需品”だった「デジカメ」。
販売台数は2010年に1040万台でピークを迎えますが、その後スマホの台頭を機に激減。2024年は140万台ほどです。
(※出典:NIQ/GfK Japan「全国の家電・IT製品取扱店約1万店(量販店、専門店等)の販売実績に基づく国内市場規模データ」)
それが!
街で若い世代を調査してみると、ポケットやカバンから次々とデジカメが。

「流行ってるから、パパのデジカメをもらった」(中3女子)
「明日ディズニー行くので、デジカメ使って“映え”狙っていきます!やっぱJKのデジカメは“マストアイテム”」(高2女子)
持っていたのは、現在主流となっている根強いファンのための高機能モデルではなく、“もう生産されていないデジカメ”。

高2女子:
「親が使ってた世代のカメラで写真撮るのが、めっちゃ流行ってます」
「ブームで3~4倍に」買取価格も高騰

中古カメラの専門店『2nd BASE by sanpoucamera』(東京・千代田区)でも、昔懐かしいデジカメが人気で、10年年以上前の中古品が2万円前後の高値に!
中には2007年発売で2万4200円というものも。

店長・三村祐太さん:
「2023年頃から徐々に人気が出始めている。ブームが来る前は、3000~5000円くらいで販売されていたものが3~4倍の値段になっている」
これほどのブームとなると、気になるのが「家に眠るデジカメ」の買取価格。
一体、いくらになるのか?試しに、番組スタッフのものを査定してもらいました。
ちなみに、バッテリーと充電器がないと「買取が難しくなる可能性が高い」とのことです。

まずは、2016年発売のNikon「COOLPIX A100」(シルバー)。薄さが約2cmで、少し丸みを帯びたオシャレな小型モデル。
三村店長によると、「最近シルバーの人気が高く、スタイリッシュな見た目がウケている」とのことで、買取価格は【8000円】
さらに機種が古い3台では、
▼1998年発売:TOSHIBA「Allegretto M1」⇒【2000円】
▼2007年発売:Nikon「COOLPIX P50」⇒【5000円】
▼2009年発売:Panasonic「LUMIX DMC-FX40」⇒【5000円】
古いだけでなく、使用感があるなどの理由でやや安めの価格です。

一方で、2005年発売のCanon「IXY DIGITAL 55」は、最も高い【1万円】。そのワケは…

店長・三村さん:
「デジカメブームの火付け役が海外のインフルエンサーやハリウッド女優。その方たちが使ってたのがCanonのIXYシリーズだったので」