昨年末に設立された女子ハンドボールチーム「デレフォーレ岡山」が、倉敷市役所で会見を開きました。一度は引退した五輪代表も選手として復帰し、岡山からトップリーグを目指します。

「デレフォーレ岡山」は日本代表として東京五輪のハンドボールに出場した、倉敷市出身の角南果帆選手がキャプテンをつとめるクラブチームです。

岡山県ハンドボール協会の関係者を中心に、トップリーグのリーグH参入を目指し設立したもので、メンバーは21歳から32歳までの学生や会社員など11人、子育て中の選手もいます。

角南選手はけがのためおととし引退しましたが、「やり残したことがある」と現役復帰を望んでいた中、チーム設立の話を聞き参加を決めました。

(デレフォーレ岡山 角南果帆選手)
「女性アスリートが競技に向き合い、好きなスポーツを続けられるように、そういう女性アスリートの願いを叶えていきたい」

サッカーやバレーなど岡山のスポーツチームが活躍する中、ハンドボールでトップリーグを目指す姿で、地域住民に勇気と笑顔を届けたいと意気込みます。

(デレフォーレ岡山 安井誠社長)
「ハンドボール、スポーツを通じて子どもたちが笑顔になってくれる、そして夢や学びにつながるような活動になればと考えております」

チームは2027年のトップリーグ入りを目標にしていて、今月(3月)23日に倉敷市で開催される大会に出場します。