世界で350店余りを展開する大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」が、香川県高松市で2棟目となる施設をサンポート地区周辺にきょう(12日)オープンしました。瀬戸内国際芸術祭や大阪・関西万博も見据えての進出です。

“あなぶきアリーナ香川”のオープンでさっそくにぎわいが生まれているサンポート地区です。JR高松駅から南西に歩いて5分ほどの場所にきょう(12日)オープンしたのが、「東横INN高松駅前」です。

13階建て、全150室のほとんどがシングルで、通常料金は8300円から。スーツケースが広げやすいように空間を確保した「ワイドスペースシングルルーム」と、空気清浄機を設置し選び抜いた寝具、シャワーヘッドなどで特別感を演出した「プレミアムプラスルーム」も用意されました。
東横インは「高松兵庫町」とあわせて、わずか500メートルの距離に2棟のホテルを展開することになります。
(東横イン 黒田麻衣子社長)
「兵庫町の方にも20年近く前から建っておりますけれど、もかなり高い稼働率を記録してまいりまして、もう少し客室数があってもいいんじゃないかと思っていたところにここの話をいただきまして、ぜひということで出店を決めました」
家族連れなどはダブルやツインのある「兵庫町」で。ビジネスや一人旅の客はシングル中心の「高松駅前」でと、すみ分けが可能だといいます。
(東横INN高松駅前 一原佳奈支配人)
「ライブに来ておひとりで推し活をする方ですとか、アリーナ、瀬戸内国際芸術祭、大阪・関西万博もあるのでもっとインバウンドにもお越しいただきたいと思っています」
オープン初日のきょう(12日)はすでに満室。4月・5月の予約もすでに9割を超えているといいます。初年度は稼働率90%以上を目指すということです。