唯一無二の無骨なボディが鉄道ファンを魅了

新しい機関車が登場し、銀釜は傾斜が急な関門トンネルを離れ、鹿児島線や日豊線など九州の貨物輸送に活躍の舞台を移しました。

唯一無二の無骨なボディが人気で駅や沿線には、銀釜を一目見ようと多くの鉄道ファンが駆けつけます。

JR貨物 九州支社 吉武健一さん
「小さいお子様は沿線で一生懸命手を振ってくれるんですよ、それを見たら私も運転士になってモチベーションっていうのは当然上がりますよね」

辛嶋隆昭さんはおよそ20年、銀釜の整備に当たってきました。

JR貨物 九州支社 辛嶋隆昭さん
「粉っぽいと思うんですよ、さらさらの粉、これ鹿児島の火山灰なんですね。台車が黒に塗っているはずなのにグレーっぽくなっているんですね。巻き上げたやつを機関車が吸い込むと、電気機器が悪さをするのでそういったものを整備する、清掃する点検とかが苦労しましたね」