佐藤さんは高校1年の秋から簿記の勉強を始め、日商簿記1級など3つの難関試験に合格。その後、公認会計士を目指して定時制の合間に宅配ピザのアルバイトに励みながらオンライン予備校で学び続けました。

佐藤太晴さん:
「勉強は一日平均3~4時間、土日はバイトがなければ8時間くらいしていました。直前とか本当に毎日頭痛くなりながら、気分悪くなりながらやっていました」
佐藤さんはこの春から福岡大学に進学します。
祖母の富子さん:
「うれしいを通り越していました『本当?』って。肩の荷が降りるところもあるけど、さみしいところもありますね」
爽風館でなければ合格できなかったと振り返る佐藤さん。担任の先生をはじめ、周囲の協力が挑戦を支えました。

佐藤さんの担任 小関郁子教諭:
「社会に貢献できるというのが彼の最終的な目標なので、まだまだ見守っていきたいと思います」
公認会計士になるには短答式に合格したあと、論文式に合格する必要があります。佐藤さんは次の8月の試験での合格を目指し、キャンパスライフを送りながら再び努力を続けます。
佐藤太晴さん:
「将来は公認会計士になることです。スキルがあるのに資金がなかったり、経営のノウハウがなかったりして独立を叶えられない人もいると思うので、そういう人たちと手を組んで夢を叶えてあげたいです」