福島県双葉町で暮らす男性と、その孫で、町に戻る日を夢見る大学生。「全ては次の世代のために」。町の復興を願う、家族の思いを追いました。

「新妻和樹。はい」

今年1月、双葉町のはたちを祝う会に出席した新妻和樹さん。6歳の時に被災し、町を離れたため、ここで過ごした記憶は多くはありません。それでも…。

新妻和樹さん

新妻さん「復興に対して何かしらの形で一助になればいいなとは常日頃思っているが、20才の節目を迎えてその思いが強くなる」

「双葉町に戻り、復興の一助に」。そう語る新妻さんに大きな影響を与えたのは、祖父・秀樹さんです。

森秀樹さん「20年間元気に育ってくれてありがとう」

祖父・森秀樹さん