コメ確保のための取り組み ほかにも

この日午後から行われたイネの説明会。「食協」が力を入れる多収穫米「しきゆたか」についてです。大きな穂で収量がコシヒカリの1.5倍というが売りです。

「食協」では外食や弁当などで使う業務用米として11年前から、農家に栽培を委託していました。

しかし、コロナ禍の影響で外食の需要が減り規模を縮小していました。そのコメをことし再び増産する計画です。

武信和也 社長
「少しでもコメの収量が上がるということになりますと、多収穫米・しきゆたかは食味も悪くありませんので、これを今年1年、力を入れて取り組んで参りたいという風に思っております」

豊田通商の担当者
「大分県は、最高収量15俵900キロということで非常によくとれた」

担当者からは去年、多い県では10アールあたりの収量が一般的なコメの平均の1.6倍以上あったことが報告されました。

価格はコシヒカリより2割ほど安いものの、収量の多さでコシヒカリより儲かるという説明に、農家は真剣に耳を傾けていました。

稲穂を見ていた農家
「コシヒカリと比べたら収量は取れるのではないか」
東広島市の農家
「高収量ということになると、考えてみたい」