受験生「勉強できない」避難中に迎える入試 ドジャース・佐々木投手も寄付

大船渡高校出身のドジャース・佐々木朗希投手は、市に災害見舞金1000万円と寝具500セットを寄付しました。
大船渡市では現在、約1200人が避難所に身を寄せています(3日午後4時時点)。
県立高校の入試が5日に迫る中、避難所には受験生の姿も。

避難所の受験生(中3)
「避難所での生活はすごく不安が大きい。(午後9時半ごろに)時間で電気が消えるので、夜は中々勉強できない」
避難を余儀なくされていても、友だちと一緒に勉強し、受験に向かいます。
受験生(中3)
「私の住んでいた町も火災で被害を受けているので、支援してくれる人たちもいてありがたい」
「春には火事もおさまっていると思うので、友達と支え合いながら地域の復興を手伝いたい」
鎮圧のめど立たず…夜間も消化活動続く

JNN取材団 今井日奈子 記者:
延焼範囲の中では南側にあたる、赤崎町の山林火災現場が中継場所から見えています。海を挟んだ対岸にいますが、それでも山の稜線に沿うようにして燃え広がっているのが確認できます。
夜になり、体が持っていかれるほど風がかなり強くなっています。さらに、風向きが目まぐるしく変わっていて、どんどん隣の地域へと燃え広がっているような状況です。

夜は地上からの消火活動が頼りですが、山の中腹まで消防車両が入り込むことは難しいです。それでも夜を徹しての消火活動が続いています。
大船渡市の今の気温は0℃以下と、手足が痛いほど冷え込んでいますが、それでも心配そうに様子を見に来る住民の姿があります。夜の間に燃え広がる不安はぬぐえません。