きょう、秋篠宮家の長男・悠仁さまが成年にあたって、初めての記者会見に臨まれました。皇位継承順位2位の悠仁さま。「緊張している」としながら、成年皇族としての抱負や結婚観などについて話されました。

きょう午後2時、成年にあたり、初めての記者会見に臨まれた悠仁さま。

「(Q.緊張されていますか)はい、緊張しております」

冒頭で述べられたのは、岩手県などで起きている山火事についてでした。

「火災によって被害を受けられた方々に、心からお見舞い申し上げます」

悠仁さまは去年、18歳を迎え、成年皇族になられましたが、大学受験を控えていたことから、記者会見などが行われていませんでした。

きょう、成年皇族としての抱負について。

「成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたいと思っております」

自身の性格について質問を受けると。

「様々な場面で緊張してしまうところがあるように思います。こうして皆様とお話をしていましても、緊張しております」

緊張しながらも、長所について「興味のあることを追究すること」と述べたうえで、具体的なエピソードを披露されました。

「夏の休日に、お昼過ぎから林の中や池のまわりでトンボを観察していますと、気がついたら日が暮れてしまっていたということもよくありました。趣味は以前から行っている野菜栽培や米づくりです。野菜やお米を収穫でき、おいしく家族で食べることができた時は嬉しく感じます」

幼い頃からトンボなどの研究されてきた悠仁さまは、来月から筑波大学の生命環境学群生物学類に入学することが決まっています。

海外留学について聞かれると。

「父や姉も留学をしていたことがありましたし、母も海外で生活していた時期がありました。家族の意見もよく聞いて、検討してみようと思います」

そして、結婚観については…。

「理想の時期や相手について、まだ深く考えたことはありません」

悠仁さまは大学在学中、学業を優先しながらも皇室の活動に「少しずつ携わっていくことになる」と述べられましたが、専門家は。

象徴天皇制に詳しい 河西秀哉 名古屋大学准教授
「男性皇族の若い人が減っている、いないわけで、自分がやらないといけないという決意かなと」

悠仁さまの成年式は、19歳の誕生日である今年の9月6日に行われます。