活動を通して伝えたいこと

多くの自治体で広がりを見せているブックスタート。日本の運営本部に活動への思いを聞きました。

NPOブックスタート 三上絢子さん:
「本をひらいたときにあたたかさや心地よさがすべての家庭でももたれていくというのがこの活動の大きな目的。赤ちゃんと保護者の方に絵本をひらいたときのかけがえのないあたたかな言葉の時間を届けていくというのが目的となっていて、一番の大切なところと考えている」

ブックスタートの活動が日本でスタートしてから20年以上。子どものころに絵本をもらったことがある、という人が親になって子どもにも同じ経験をさせるケースも増えてきているということです。三上さんは「この活動は数字などで成果が示されるものではないかもしれないが、絵本を通したひと時が次の世代につながっていくこと、この事業が続いていくことがひとつの成果といえるのでは」と話していました。