グループ補助金を巡って口利きした見返りに現金を受け取った罪に問われ、一審、二審とも有罪判決を受けた元県議の男が最高裁に上告していたことが分かりました。

上告したのは、宮城県七ヶ浜町の元県議の男(75)です。元県議の男は、県議だった2021年4月から翌年1月までに、地震で被災した水産加工会社の社長の依頼でグループ補助金が交付されるよう県職員に働きかけ、見返りとして現金50万円を受け取った罪に問われています。
元県議の男は、一貫して無罪を主張していましたが、一審の仙台地裁は懲役2年、執行猶予3年、追徴金50万円の有罪判決。仙台高裁も11月に控訴を棄却していました。
元県議の男は、上告理由について「でたらめな判決でこのままでは終われない」とコメントしています。