子どもの頃に読んだ「絵本」。忘れられない一冊、世代をこえて愛される一冊などそれぞれに思い出があるのではないでしょうか。生後間もない赤ちゃんに「絵本」を贈る活動があります。
ブックスタートとは
宮城県の多賀城市母子健康センターで行われた生後3~4か月健診。問診の待ち時間を利用して、16組の親子に図書館司書が絵本の読み聞かせをしていました。

多賀城市立図書館 井上沙耶さん:
「(ブックスタートは)3か月、4か月の健診の際に絵本を開く楽しい体験と絵本をプレゼントする活動」
読み聞かせのあとには、絵本のプレゼントが。お気に入りの1冊を選ぶことができます。「ブックスタート」は、赤ちゃんの健診の際に絵本を読み聞かせる「体験」と絵本を「贈る」活動です。

参加した親子:
「こうやって絵本でコミュニケーションをとると2人だけの時間なので絵本の時間って大切だなって思います。結構絵本は何冊あってもうれしいので検診でもらえるというのはいい取り組み」
「まだわかってはないようなんですけど、目で追ったりはしています。コミュニケーションをとれる一つの手段だと思う。色も使っていて見やすいかなと思ってこれにした」
この「ブックスタート」は自治体ごとに取り組んでいて、対象となる月齢はそれぞれで異なります。図書館司書や保健師、自治体のこども・福祉関連の職員、読み聞かせのボランティアなどさまざまな人が関わるのが特長です。