全国ではどのくらい広まっているの?
もともとは1992年にイギリスで始まった「ブックスタート」。日本では2000年からスタートし、いまでは全国に広がっています。全国1741のうちの1121自治体、およそ65パーセントの自治体で行われています。宮城県内でも導入している自治体が増えていて、1月末現在で、県内35市町村のうち19の市町村でブックスタートを行っています。

政令指定都市の仙台市では導入されておらず、実施を期待する声があがっています。19日の仙台市議会一般質問では市議がブックスタートの導入を求めたのに対し、郡市長は…。
郡市長:
「ブックスタートは絵本のプレゼントと読み聞かせを通して親子で読書の時間を楽しむことで、赤ちゃんの頃から本に親しみ子供の安心感や親子の絆の醸成に資するものと認識している。可能な範囲から進めていくことも念頭に置きながら赤ちゃんが絵本に触れる機会の充実に向けて検討を深めていきたい」

郡仙台市長は導入の時期や内容など明言はしなかったものの導入に向けて意欲を示しました。財源には「ふるさと納税」の活用も模索するなど、事業のあり方を今後、詰めていくということです。