絵本がこどもの成長にもたらすもの

子どもが言葉や文字を覚えると、より絵本の楽しさが広がります。絵本が子どもの成長にもたらすものは?専門店で聞きました。

仙台市青葉区北山にある「横田や」。創業47年、絵本と木のおもちゃの専門店です。店主の横田重俊さんは、多くの子どもたちの成長を見守ってきました。

本の紹介をする横田さん

本を購入した子ども:
「いまこれ買って全巻そろいました。図鑑とかいろいろ書いてあるから好き」
母親:
「絵本を読んでる時間って確実に子どもと1対1で子どもとの時間が取れるので読んでる時間が幸せだなと思う」

横田さんは、絵本を通して「おはなしの世界で遊ぶこと」が特に幼い子どもにとって大切で、「読書」とは別のものだと考えています。

横田や 横田重俊さん:
「お話の世界に入るためにはイメージしなければいけない。耳から聞いて浮かべるとファンタジーの世界に入ることができて、その世界で体験をすることで成長をしていく。6,7歳までは体験を通してしか人は成長できないのでそれ以上になって知識の時代になると学校教育。読み書きそろばんは知識。読書は知識の時代にはいってからなのです」

店内にはおよそ1万冊が並びます。横田さんは本を選ぶときには、「子どもと一緒に楽しめる」ことを大切にすると良いと話します。

横田や 横田重俊さん:
「子どもの発達というのは新しいことを得ることだけが発達ではない、積み重ねていくことが発達。積み重なっていくとあるときぱっとやることが変わったり、言葉が変わったりすると大人の僕らは進歩したと思うんだけど。毎時彼らは変わり続けているのでその繰り返しをいっしょに楽しめるものが僕はいいと思う」