「たわいもない会話が、今では愛おしくてたまりません」飲酒ひき逃げで命を奪われた20歳の大学生…獣医を夢見た青年がいた

2025年11月20日、鹿児島市で開かれた「くらし安全・安心県民大会」。

この壇上で、ある犯罪被害者遺族の手記が代読された。 手記の主は、4年9か月前、悪質な飲酒ひき逃げ事故によって当時20歳だった息子を失った父親。息子は動物が大好きで、獣医師を夢見ていた大学生1年生だった。

手記の代読 11月20日 鹿児島市

「生きていれば大学6年生で、まもなく卒業を迎えることになります。しかし私たちの記憶は、当時の大学1年生の姿で時が止まったままですー」(手記の朗読より)

夢に向かって進んでいた若者の未来を一瞬で奪った飲酒運転。その理不尽さと、残された家族の苦しみを伝える。