(田中秀一さん)「私は今年48歳になりますが、ここは物心ついたときは栄えてた商店街。八百屋さんや果物屋さんなどまだ残っていますけど、2店舗ぐらいしか残ってないですね」

鹿児島市北部の緑ケ丘団地で水道工事業を営む田中秀一さんです。昭和53年に完成した緑ケ丘団地。県営住宅が建ち並び、かつては商店街に20店舗ほどが並ぶなどにぎわいをみせました。

しかし住民の減少とともに店も減り、平成24年には団地で唯一のスーパーが閉店。路線バスの数も減り続け、移動が困難な高齢者などの買い物が難しくなる、いわゆる「買い物難民」の課題に直面しています。