Z世代の流行を調査する「SHIBUYA109 lab.」でも2025年のトレンド予測にあがっている「ワッペ」。今、女子高校生の間で「派手でカワイイ」「キラキラJKの称号」と争奪戦も巻き起こっています。
超人気の「ワッペ」って何?
そもそも、「ワッペ」って知っていますか?街で聞いてみると…
「ワッペン?」(50代男性)
「全然想像がつかない」(30代男性)
一方、女子高生50人に聞いたところ、8割が「知っている」と回答。
「みんな結構持っています」(高3女子)
「JKといったらワッペみたいな」(高3女子)
「めっちゃ大容量。革とかよりも伸びるし体操着とか教科書とかも全部入る」(高3女子)

そう、「ワッペ」とは…とある“スクールバッグ”の愛称!
作っているのが、元プロ野球選手の桑田真澄さんも愛用していたことで知られる野球用品メーカーの『ワールドペガサス』ということで、略して「ワッペ」と呼ばれているのです。

40年前に誕生した「ワッペ」
ナイロン生地でできたトートボストン形状の四角いバッグ、「ワッペ」。
スクールバッグといえば紺色やグレーが定番ですが、ワッペは、ピンクやパープルなどカラーバリエーションが豊富なところも人気の理由のようです。

「なんかギャルっぽい。派手でカワイイ。目立つ!」(高3女子)
「やっぱ色がめっちゃあるから、みんなバラバラで持ったらカワイイ」(高1女子)
「カバンは校則ないので、そこで個性を出せたら良いなって」(高3女子)

一方、あまりの人気ぶりに、「ワッぺだと“先輩に目を付けられたり”マジでヤバい、怖い」(高1女子)、「“マウント”とか。先輩後輩で戦いがある」(高3女子)なんて現象まで起きているといいますが、そもそもワッペの始まりは約40年前。
1986年に「都立片倉高校」(東京・八王子) の学校指定バッグとして誕生し、そのデザイン性から他の学校にも注目されるようになったのだとか。

『ワールドペガサスジャパン』専務取締役 西島唯博さん:
「その当時に使っていた女子高生が今お母さんになって、娘に『学生時代に使っていたバッグ懐かしいよね』と買い与えたりというのはあると思う」