わが子の成長に目頭が熱くなりました。青森県むつ市の幼稚園で、卒園を前にした園児たちが保護者をお茶で“おもてなし”。感謝の手紙を読み上げる「お茶会」が開かれました。
むつ市川内町の「あたご幼稚園」では、思いやりや礼儀作法を身に着けてもらおうと、30年前から茶道の学習に取り組んでいます。
14日は卒園を控えた年長組の園児たち7人が、保護者に心を込めてお茶を点てる恒例の「さよならお茶会」を、園の近くの泉龍寺で開きました。
園児たちは、これまで学んできた「お点前」を披露して、保護者にお茶を味わってもらっていました。そして、このお茶会のあとに行われるのが、卒園間近の園児たちが自分の言葉で保護者に感謝の気持ちをあらわす「手紙の発表」です。
園児は
「パパ 洗濯物畳んでくれてありがとう ママ お人形遊びしてくれてありがとう」
「ママ いつも朝送ってくれてありがとう ママ いつもご飯作ってくれてありがとう」
「4年間ありがとうございました」
わが子からの思わぬ感謝の言葉に目頭を熱くする人も見られました。
保護者は
「すごく成長したなと思います。うれしかったです。1年生になっても変わらず、がんばってくれればなと思っています」
最後に、お茶の点て方などの指導をしてくれた先生から修業証書を受け取った園児たちは、3月19日に卒園式を迎えます。