子どもたちの発育状態などに関する国の調査で、青森県内の子どもたちは調査対象の年齢層すべてで全国平均を上回っているほか、肥満傾向の子どもの割合が男女あわせて7つの年齢層で全国で最も高かったことが分かりました。
調査は文部科学省が健康診断の結果に基づき毎年行っているもので、5歳~17歳までの男女を対象にしています。
12日に公表されたのは、それぞれの年齢ごとの体重や身長などの発育状態や、視力などの健康状態の結果です。
それによりますと、身長や体重などの発育状態では、男女とも対象となったすべての年齢層で全国平均を上回りました。

また、身長では男女ともに2つの年齢層で、体重は男子は5つの年齢層、女子は9つの年齢層で全国で最も高くなりました。
また、標準体重よりも20%以上上回った肥満傾向児の割合が全国で最も高くなったのは男子は4つの年齢層で、女子は3つの年齢層です。

このほか、健康状態では裸眼での視力が「1.0」を下回っている人の割合は、小学校・中学校・高校で全国平均を上回っていることがわかりました。
さらに、小学校では5割弱、中学校では7割弱、高校では7割以上と学校段階が進むにつれて高くなっているということです。
県教育委員会では来年度以降、学校で活用してもらうために生活習慣の改善を促進する「学習プログラム」を導入することにしています。