0歳の弟のおもちゃに交換した6歳のお兄ちゃん

じじっかを利用する園児(6)「弟のおもちゃに交換した。さわってた、触って遊んでた」

じじっか副代表 樋口由恵さん「子どもたち自身がここで文房具をそろえ出したり、お母さんに鉛筆が足りないから買ってっていうんじゃなくてリリボンを編んで鉛筆と交換して帰るっていうのを楽しみにしてくれていたりとか。いろんな家庭の背景があると思うけれど自分でお腹を満たす方法を子供たち自身で編み出している現状がある」

ローラースケート「めちゃくちゃ嬉しい」

この日の子供たちのお目当ては、ローラースケート。

手に入れるには、2メートルのリリボンを編まなければなりません。

子ども「1メートル到達!」

友達と協力して編み続けようやく・・・

子ども「2メートルでいいとね」

じじっかスタッフ「いいよ、サイズの合う方持って行き」

子ども「めちゃくちゃ嬉しい」

さっそくローラースケートを履き笑顔を見せました。

「運営費や食費をねん出したい」切実な理由

小さな努力をすることで成果を得る経験が自立や成長につながるこの取り組み。

子供だけではなく、親や家族も参加することができ、施設側はリリボンをかばんやアクセサリーなどの商品にして販売しています。

その収入を施設の「運営費」や「食費」にすることで、支援活動を持続可能なものにしたいと考えています。

じじっか副代表 樋口由恵さん「百貨店とかにも並べられるような商品開発をめざしていて、商品開発が出来たことによってしっかり収益が得られるんじゃないかということをみこしています。今じじっかの8割9割を助成金でまかなわさせてもらっているんですけれど、自分たちで運営できる体制も整うと、いろんなところで支援を展開していけるんじゃないかと思います」

一方で「リリボンマーケット」で交換できる物のほとんどが個人や企業などから寄付されたもので種類も品数も十分ではありません。

そんな中、1月から、子供たちのお腹を満たすあるものが提供されることになりました。