長引く寒波は、広島県北部の医療にも影響を与えています。一時的に大雪警報が出されていた安芸高田市を取材しました。
RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
「午前11時の安芸高田市美土里町です。ここ30分で降り方が強くなりました。屋根の上にずっしりと雪が乗っています。本日は『オンライン診療』です」
安芸高田市の津田医院には、市内に住む看護師などがいますが、医師は不在です。
広島ハートセンター 木村祐之 院長
「おはようございます。聞こえます?」
診察する医師の木村祐之さんです。広島市安佐南区の広島ハートセンターにいました。
広島ハートセンター 木村祐之 院長
「7日は特別に雪が多いので、道路での交通事故を軽減するためにも医師がオンラインで診察する」
安芸高田市の津田医院の裏に、一台の車がとまりました。市内の小学校に通う女の子が6日、38度の熱を出しました。感染症の疑いがないか、現地のスタッフが検査します。

検査の10分後、無事に陰性が確認され、医師の診察を受けます。
広島ハートセンター 木村祐之 院長
「薬の量は薬局と相談して変えてもいいです。ありがとうございました。お大事になさって」

女の子の母親
「隣町で受診しようと思ったら30分かかるので、近場で済むのはありがたい」
RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
「くるぶしあたりまですっぽり埋まっています。10センチから20センチはゆうに積もっています。非常に歩きにくくなってます。車道は、わだちができています。たくさん通るので、車道は、シャーベット状になっています」「車で20分ほど離れた場所に道の駅にやってきました。道路のアスファルトは、大部分が見えています」