1200年の歴史が去年変わった…

愛知県稲沢市の天下の奇祭「はだか祭」。1200年以上の歴史がありますが、祭りが最高潮に達するはだか男の「もみ合い」の前には、厄除けの願いを書いた笹を境内へ運ぶ神事、「儺追笹奉納(なおいざさほうのう)」があります。

これは祭で「はだか」になれない老若男女が、厄除けの願いを書いた布を笹に結び付け、はだか男たちに託して奉納するという神事です。しかし去年、歴史が変わりました。祭り史上初めて、法被姿の女性たちも儺追笹奉納の役目を担ったのです。

(縁友会副会長 鈴木彩加さん 去年神事に参加した際)
「最高です。皆さんのサポートがあってここまでこれたので、本当にありがとうございました」

参加したのは愛知県内の7つの女性団体で、そのうちの一つが鈴木彩加さんが副会長を務める「縁友会(えんゆうかい)」でした。

神社側は。
(尾張大國霊神社 山脇敏夫宮司)
「女性も、厄を落としたいという気持ちはみんな持っているから、それはそれでいいのではないか。もっと多様性、柔軟性を持って祭りを見てもらえるとありがたいです」