トランプ氏に非常に近い存在の2人に、石破総理が“AI投資”の協力要請
小川彩佳キャスター:
関税についてはトランプ氏の脅しなのでは、という楽観論もありますが、ついに現実のものとなりそうです。
藤森祥平キャスター:
大統領が変わってから“報復合戦”や“貿易戦争”という言葉などが出てきて、今までと緊張感が違いますね。

AIエンジニア 安野貴博さん:
その関税もどういうふうに影響するのか、結構難しいと思います。
例えば、中国がアメリカに輸出しようとしていたものが日本に来ることによって、価格が安くなることもあり得るわけですよね。物品ごとにどう変わるのか、難しいと思います。
小川キャスター:
そうしたなか、7日には石破総理とトランプ大統領の会談があります。この関税の話は避けられないですよね。
TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
そこで何を言うか、石破総理は検討しているところだと思います。
「関税の応酬というのは世界経済にとっても、アメリカにとっても良くない」という筋論を、石破総理はきちんと言うべきだと思います。
石破総理がどう言うのか、ヨーロッパも東南アジアもアメリカの議会や世論も、見ています。ちゃんと筋を通す人なのか、それともトランプ氏におもねるというか、言いなりなのかを見ているので、そういう点でも、しっかりと見解を表明してもらいたいと思います。

藤森キャスター:
3日夕方、石破総理は、ソフトバンクグループの孫正義社長とオープンAIのサム・アルトマンCEOと面会し、「日米がAI分野でさらに協力を深めたい」と2人に協力を要請しました。
この2人はトランプ氏に非常に近い存在で、孫社長はトランプ氏が大統領に就任した翌日の会見の場でトランプ氏に笑顔を見せるなど、距離の近さが伺えます。
7日に控えた日米首脳会談を前に、石破総理が孫社長やアルトマンCEOと面会したのは、会談前の作戦会議なのでしょうか。